有安杏果、卒業。
ついにこの日が来てしまいました。
推しの卒業。
昨今のアイドル界じゃ卒業や脱退なんてごまんとあるのに、こんなにも、大事なピースが欠けてしまう感覚に陥るとは。こんなにも信じられないとは。
正直ブログとかを見ていて、ももかの気持ちがももクロから薄れていってるのかなとは思ってました。モノノフならほとんどが気づいて心配してたぐらい、結構わかりやすかった有安さん…。笑
でも、個人的には、ももかはソロをやりたいのかなって思ってました。ももクロとしてアイドルをやるんじゃなく、有安杏果としてアーティスト・歌手としてやっていきたいのかなと。だから今回の卒業は本当にびっくりしました。
この日のために、メンバーと話し合って決めたであろうセトリ。MCも最低限で、今まで走り抜けてきた5人のももクロの軌跡をさらに突っ走って、一つの悔いもないようにたたみかけるように歌って踊っていったのがすごく印象的でした。
1.Z伝説~終わりなき革命~
5人になって初めての曲。
しおりんの「悲しいことなど 一生続かないから」とか、あーりんが「止まない雨なんかない」って力強く歌うのとか、モノノフを励ましてくれてるみたいでぐっときた。
2.未来へススメ!
3.ゴリラパンチ
4.仮想ディストピア
5.白い風
Cメロの、れにちゃん→ももか→かなこの流れが鳥肌…
(MC)
最後の自己紹介。割れんばかりの有安コールに涙。
6.行く春来る春
「君から知ったよ」でももかを見つめるかなこにやられた。ももかなこはやばい。涙が。
7.ツヨクツヨク
8.words of the mind
そりゃあやるよねワーズ。
今日の手袋ゲットした人はすごい運の持ち主だなあ…モモノフならいいなとひそかに願ってます。
(衣装チェンジの間、ももか名場面集)
あつのりん編集らしい愛のあるコーナー。立木さんもありがとうございます。しんみりするだけじゃなく、ももクロらしさがこれに凝縮されてたなあと思う。
9.BLAST!
かっこよすぎた。それが辛かった。
10.DECORATION
11.行くぜっ!怪盗少女
12.灰とダイヤモンド
あいかわらず灰ダイは感動。いつ聞いても。まさかこんな日がくるなんて思わなかったから、ももかの「一緒にいない私達なんて二度と 想像もできないよ」で号泣するとは。想像できないし、したくなかったんだけどな。
13.走れ!
14.モノクロデッサン
(メンバーからももかへメッセージ)
15.新しい青空へ(新曲)
ヒャダイン曲でうれしかった。ありがとう。
あんなに泣き虫で、ちっさくて、みんなが見守っていたももかが、今日はずっと最後まで晴れやかな笑顔で。卒業発表してからのマスコミ対応といいコメントもやたらしっかりしてて、もうなんかびっくりしました。
でもさすが有安さん、最後の最後まで気になるポイント残していきましたね。笑
みんないろいろ想像してるけど、毎回ももかのちょっとした発言とか態度、行動に振り回されることなんて多々あった。そして想像したのとももかの本音が全然違うのも多々あった。。笑
なので「私も10周年迎えられると思っていた。でも、これ(卒業)はね、4人のためにこうするしかなかったから」とかいうコメントについてはあまり考えないようにしようと。
もう沈んでるからいくらでもネガティブに捉えられるんですけど。でもやっぱりももクロにそんな闇抱えてほしくないし、ネガティブなこと考えてもなにもいいことないし、最近しっかりした日本語がんばりすぎたももかの最後のミスと思うようにします。意外とありえるぞこの説。どうよ。
いつもどこか「4人」と「1人」の構図で。
それはももかにとってどんな気持ちだったのかな。
「普通の女の子になりたい」と言って卒業を決めたももかに批判的な人もいるみたいだけど。4人が普通じゃないってことかい、って。まぁわたしも、インタビューとかで「料理とかアロマ検定とりたい」とか希望をランランと話すももかを見て、メンバー哀しんでるからあんまり楽しいこと話すなよ!?ってちょっと思ったけど。
でもみんな理解してると思うんですよね。ももクロ、アイドルをやっていれば普通の女の子としてはできないことがたくさんあるっていうこと。
ネイルできただけでワーキャー騒ぐくらいだし、髪染めるだけで番組の企画になる。普通の女の子からしたら、ありえない。そういう普通のことができない立場にいるんだってことはきっとみんなわかってるから、僻むみたいな感情は産まれないと思うんですけど。ももかはそっちをついに選んだんだなぁ、ぐらいで。
そこを踏ん切りつけて決心できたから、ももかはあんなにすっきりしてたんじゃないのかな。これだけ走り抜けて、歌や踊りだけじゃなくアイドルとしていろんなことやってやりきったからこそ、あまり悔いがないのかな。
4人が、あかりんのときに比べて本当にパニック起こしてるっていうか、未練があるみたいな表情で。ツイッターで見かけたけど、「4人は、かなこは、ももかに失恋した。ふられた。」っていうのが個人的にしっくりきた。
いつからか「天才の4人と、凡人のももか」と呼ばれて定着されて、凡人だの推され隊だの、いつも脇役みたいな扱いされてて、ももクロのメインにももかはいなかった。
でも、テレビや接触イベよりなによりも売りだったライブで支えてくれたのは確実にももかだったと思う。
今でこそみんな上達したけど、音響ぶっこわれて途中で演奏なくなったオレンジノートをももかがアカペラで歌い続けてみんなそれに続いたり、みんな声の調子悪すぎたフランスのジャパンエキスポでももかの歌声だけ聞こえたり。
ももかの歌声がひとつの芯だった。
まだ、4人はそれに関して探り探りで、恐れもある気がする。
ももクロの存続。節目。いろんな大事なことを守り続けていくのに、ももかは大事なメンバーだった。
5人のももクロは永遠だと思ってたし、かなこですら「叶わない夢もあるんだなって思った」っていうぐらい、みんないつでも5人を思い描いてた。
でも、ファンからしたらまったくわからないくらい、グループを続けていくのは当たり前じゃないこと。だからやっぱり、8年間のももクロは奇跡の5人だったとわたしは思う。
国は違えど、アイドルやってて自殺した人もいる。
スタダの他のグループなんか、ももクロよりも脱退を先に経験してる。
グループを続けていくのは当たり前のことじゃない。とてもありがたくて尊い奇跡のようなこと。だから誰かが違う道を選んでも、責めることなんかする必要もない。さみしさだけ残るけど。
ちっさい体で、いろんな言葉浴びながらも、歌と踊りまかされて、ずっと病気と闘って、それでも休まず活動して、大学まで行って、女性アイドルが成し遂げたことのないことをたくさん成功させて。思い返すと本当にドラマチックすぎる8年間だったんだな。ももクロに途中で入ってきたことでイヤなこと言われたり辛い思いをしたももかが、ももクロ抜けることで連日トップニュースになってみんなに惜しまれてる。すごい女だ。だいすきだ。
あーりんの、「ももかには、ももクロやめてよかったなって思えるくらい幸せになってほしいし。わたしたちは、ももかがももクロやめなきゃよかったって思ってくれるくらい輝かなきゃいけない」って言葉がすべてだと思う。
ももかは、普通の女の子としてまだまだたくさんある素敵なことを拾い集めて幸せになってほしい。
そして4人のももクロ、どうなるのか全然まだわからないけど、輝いていてほしい。みんなみんな幸せになってほしい。
5人でたくさんがんばってきてくれたから、いつでもももクロでのももかの歌を聞けるしダンスも見れる。残してくれたものがたくさんある。
ありがとうももか。
ももかに一目惚れしたおかげで、こんなにもももクロを大好きになれた。
まっすぐで不器用でがんばりやさんでマイペースで力強いももかがだいすきです。
本当にお疲れさまでした!